starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

巨人V9時代の5番、末次利光氏「力が抜けてしまって…。寂しい」昨年11月ファンフェスタが最後


巨人軍のV9戦士であった末次利光氏が、長嶋茂雄氏の死去を悼み、長嶋氏との思い出を振り返った。末次氏は長嶋氏の後の打席に立つことのプレッシャーを感じつつも、長嶋氏の声掛けに支えられ、一緒に野球ができたことに感謝の意を表した。末次氏は特に1976年の対阪神戦での逆転満塁ホームランの際、長嶋氏が出迎えてくれた光景を忘れられないと語る。長嶋氏が脳梗塞から回復する姿が励みであり、彼の精神力を称え、心からの哀悼の意を表明した。

14年7月、記念写真に納まる巨人長嶋終身名誉監督(前列中央)ら。前列左から、アンダーソン、坂本、長野、村田、原監督、1人おいて金田氏、阿部、亀井、片岡、ロペス、後列左から元木氏、末次氏、伊藤氏、南氏、故沢村栄治氏の長女酒井美緒氏、故水原茂氏の長男信太郎氏、国松氏、城之内氏、吉村氏

巨人のV9戦士でONの後の5番打者としてクリーンアップを形成した末次利光氏(83)が3日、この日に89歳で死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏を悼んだ。「長嶋さんの後の打席に立てたこと、一緒に野球をやってこられたことに感謝しています。今は力が抜けてしまって…。寂しいです」と声を震わせた。

最後に会ったのは昨年11月の「ジャイアンツ・ファンフェスタ 2024」だった。歴代OBが大集結した中、真っ先に長嶋さんにあいさつした。「『お久しぶりです』と声をかけたら『おうっ』と。元気そうだったので、良かったと思っていました」と振り返った。

現役時代の思い出は数え切れない。1976年6月8日阪神戦。2点を追う9回裏2死満塁から、逆転サヨナラ満塁本塁打を打った時、長嶋さんがホームベースより5~6メートルも前に出て、両手を挙げて出迎えてくれたという。「あの光景は今でも忘れられない」と懐かしんだ。長嶋さんの後の打席という計り知れないプレッシャーの中で、支えになったのは長嶋さんからの声掛けだった。「『スエ、行けよぉ』と鼓舞してくれた。V9時代は結束力がすごかった」と振り返った。

長嶋さんが脳梗塞で倒れてからは、ほとんど会う機会はなかったという。「頑張られている姿をテレビで見て勇気をもらっていました。大変なリハビリを乗り越えた精神力がすごい。野球人としても人としても素晴らしい方だった。心からご冥福をお祈りします」と言葉を絞り出した。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.