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長嶋茂雄さんの後の5番バッター末次利光氏「今は力が抜けてしまって…。寂しいです」


巨人のV9時代に長嶋茂雄氏の後で5番打者を務めた末次利光氏(83)が、長嶋氏の死を悼む声を上げた。「長嶋さんと一緒に野球ができたことに感謝している」と涙を浮かべる末次氏。特に印象に残っているのは、1976年の阪神戦で逆転サヨナラ満塁本塁打を打った際、5メートル前に出迎えてくれた長嶋氏の姿だという。長嶋氏からの「スエ、行けよぉ」という声掛けが、計り知れないプレッシャーの中で大きな支えとなった。最期に会ったのは昨年11月で、「元気そうで良かった」と振り返り、長嶋氏の精神力と人間性を称賛した。

末次利光氏(1977年撮影)

巨人のV9戦士でONの後の5番打者としてクリーンアップを形成した末次利光氏(83)が3日、この日に89歳で死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏を悼んだ。「長嶋さんの後の打席に立てたこと、一緒に野球をやってこられたことに感謝しています。今は力が抜けてしまって…。寂しいです」と声を震わせた。

最後に会ったのは昨年11月の「ジャイアンツ・ファンフェスタ 2024」だった。歴代OBが大集結した中、真っ先に長嶋さんにあいさつした。「『お久しぶりです』と声をかけたら『おうっ』と。元気そうだったので、良かったと思っていました」と振り返った。

現役時代の思い出は数え切れない。1976年6月8日阪神戦。2点を追う9回裏2死満塁から、逆転サヨナラ満塁本塁打を打った時、長嶋さんがホームベースより5~6メートルも前に出て、両手を挙げて出迎えてくれたという。「あの光景は今でも忘れられない」と懐かしんだ。長嶋さんの後の打席という計り知れないプレッシャーの中で、支えになったのは長嶋さんからの声掛けだった。「『スエ、行けよぉ』と鼓舞してくれた。V9時代は結束力がすごかった」と振り返った。

長嶋さんが脳梗塞で倒れてからは、ほとんど会う機会はなかったという。「頑張られている姿をテレビで見て勇気をもらっていました。大変なリハビリを乗り越えた精神力がすごい。野球人としても人としても素晴らしい方だった。心からご冥福をお祈りします」と言葉を絞り出した。

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