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【C大阪】ザルツブルク移籍の北野颯太「一生忘れない」 2点演出でラストマッチ逆転勝利で飾る


C大阪FW北野颯太(20)は、オーストリア1部ザルツブルクへの完全移籍前最後の試合で、先発出場し活躍。試合では得意のスルーパスを駆使し、チームメイトの得点を演出、4-2の逆転勝利に貢献した。試合後、感謝の気持ちを込めて場内を一周し、サポーターに別れを告げた。北野はC大阪に小学4年から約12年在籍し、今季も副主将を務め、成長を見せ続けてきた。この試合は彼にとって特別なもので、涙ながらに感謝の言葉を述べた。今後はザルツブルクでの新たな挑戦が待っており、クラブW杯でのデビューも予定されている。

C大阪対清水 この試合を最後に退団するC大阪北野は試合後のセレモニーで花束を手に場内を一周(撮影・西尾就之)

<明治安田J1:C大阪4-2清水>◇第19節◇1日◇ヨドコウ

セレッソ大阪FW北野颯太(20)が、オーストリア1部ザルツブルクへの完全移籍前最後の試合に先発で出場。小学4年から約12年間在籍したC大阪で、仲間とともに今季4度目の逆転勝利をつかみ、涙の別れを告げた。

自身は得意の優しいスルーパスで2得点を演出。勝利を決定づけ、これを置き土産にした。

「あれは自分の形で、特長を出せた。最低限のパフォーマンスはできた。満足はしていないが、自分の成長も感じた。幸せな1日だった」

観客は今季最多2万864人を動員。試合後のセレモニーで背番号38は泣いていた。

「このチームで育ち、エンブレムを付け、海外に挑戦できることがうれしい。このチームで得たものは、一生忘れない。もっと大きな選手になって、みなさんに活躍を届けられるように頑張りたい。サポーターのみなさん、熱い声援ありがとうございました」

チームでは今季、副主将も務めてきたが、故障で欠場中のMF田中駿汰(28)から初めて主将マークを左腕に巻かれた。

試合中は自分で奪ったPKを蹴ったが、失敗。それでもその後、自身が2点を演出し、仲間が怒濤(どとう)の4ゴールだ。

試合後はMF香川真司(36)や、C大阪からオランダ1部AZに移籍したDF毎熊晟矢(27)、クラブOBの柿谷曜一朗さん(35)、C大阪時代に先輩で、明日2日に37歳の誕生日を迎える清水MF乾貴士(2日に37歳)らに声をかけられ、記念写真も撮影した。

2日にも欧州へ旅立ち、現地で正式契約を結ぶ。ザルツブルクが出場する14日開幕のクラブW杯の米国遠征には同行し、26日の1次リーグ第3戦Rマドリード戦での新天地デビューの計画もある。C大阪で育てられた思いを胸に、世界に羽ばたく。

◆北野颯太(きたの・そうた)2004年(平16)年8月13日、和歌山・有田市生まれ。小4からC大阪U-12のエリートクラスに入り、U-15、U-18に昇格。高校1年の20年10月25日に、J3G大阪戦でクラブ史上最年少16歳2カ月12日で公式戦出場。高校3年進級前の22年2月に前倒しでプロ契約を結ぶ。準優勝した同年ルヴァン杯では高校生で史上初のニューヒーロー賞獲得。23年5月のU-20W杯では日本代表として松木玖生、高橋仁胡らと1次リーグ全3試合に出場。同年6月の神戸戦でJ1初得点をマーク。J1通算68試合8得点。背番号38。172センチ、60キロ。

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