
<オリックス3-2西武>◇31日◇ほっともっと神戸
2位オリックスは今季5度目のサヨナラ勝ちで、3位西武とのゲーム差を1に広げた。
打線は0-0の5回。2死から2者連続四球で一、二塁とし、2番西川龍馬外野手(30)が西武今井の2球目、高めのスライダーを左中間へ2点適時打を放った。
2点の援護をもらった先発の宮城大弥投手(23)は6回まで4安打無失点、8奪三振の快投。90キロ台のスローカーブから150キロ超えの直球まで緩急を自在に操った。
だが、7回に突如つかまった。セデーニョと古賀悠に連打を浴び、四球で2死満塁。代打外崎に中前に2点適時打を許し、同点とされた。8回からはルイス・ペルドモ投手(32)、9回アンドレス・マチャド投手(32)と無失点でつなぎ、延長戦に持ち込んだ。
この日は「神戸シリーズ2025~がんばろうKOBE30th~」の初戦。95年の阪神・淡路大震災から30年のシーズンで、ナインはブルーウェーブ時代の95年復刻ユニホームを着用した。試合前にはイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)のビデオメッセージも放映され、5回終了後には花火も打ち上げられた。神戸の夜空を、劇的な勝利で飾った。