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【日本ハム】「オコッテイタ」レイエスと“怒っていた”万波中正そろって10号 同一球団18年ぶり


日本ハムがロッテを4-1で破り、フランミル・レイエスと万波中正の2選手がそれぞれ今季10号の本塁打を達成しました。レイエスは6回に10号2ランを放ち、リーグ最速での到達となりました。その後、万波も8回に10号ソロを打ち、両者の本塁打王争いはさらに激化しています。試合後、万波はレイエスを「刺激的な存在」と称え、2人の競争がチームの士気を高めていると語りました。両者はこれまでリーグ最速での10号到達を目指しており、お互いを高め合いながらリーグ制覇を狙っています。

日本ハム対ロッテ 試合後、腕を組み笑顔の達(左)とレイエス(撮影・黒川智章)

<日本ハム4-1ロッテ>◇30日◇エスコンフィールド

日本ハムの主軸2人がそろって2桁本塁打に到達した。フランミル・レイエス外野手(29)が6回、リーグ最速となる10号2ランを中堅へ運ぶと、万波中正外野手(25)は8回に右翼へ10号ソロ。本塁打王争いで刺激しあう2人の1発で、交流戦前最後のカードとなるロッテ3連戦の初戦を完勝した。

   ◇   ◇   ◇

2つの大きな体がひとつに重なった。8回、万波が4年連続となる10号本塁打を放つと、1時間ほど前に2年連続でその壁を突破していたレイエスとベンチで抱き合った。万波は「一番近いところにすごい刺激的な存在がいてくれるのは僕個人としても、チームとしてもいいこと」と喜んだ。

リーグ最速で10号に到達したのはレイエスだった。6回1死一塁、小島の高め直球をバックスクリーン左まで運んだ。お立ち台では「ホントニ、チョットオコッテイテ」。4回1死三塁の前の打席は、空振り三振で好機をつぶしていた。イニング間のスイングルームではスパイクからサンダルに履き替え、頭を切り替えるためにクラブハウス内を歩くのがルーティン。心を静めつつ、「怒りをすべてボールに乗せる」と、闘志は燃やしてやり返した。

ライバルの1発をネクスト・バッタースボックスで見ていた万波も“怒っていた”。「最速10号、マジで打ちたかったな…」。悔しさが込み上げたが、8回1死、菊地に直球2球で追い込まれながらファウルで粘り、11球目を右翼ブルペンへたたき込んだ。「集中力を切らさずに打席にいられた証拠」と納得した。

刺激し合い、お互いを高めあう。開幕当初から「ホームラン王争いの会話はしていた」(レイエス)。5月6日オリックス戦で万波が7号を放った時点では、5本のレイエスとは2本差がついていた。気落ちすることも多いレイエスに対し、万波は「モーレはだいぶ繊細なので。元気出してもらう意味でも挑発的な言葉を投げかけてます」。ちゃかすようにリードしていることをアピールする万波と「8月までに見てろよ」と応じるレイエス。22日のソフトバンク戦で9本で並び、この日はそろって10号へ。チーム内でデッドヒートが続いている。

打点と合わせ2部門でリーグトップに立ったレイエスは「(万波との争いを)楽しんでいる。それが結果に出ているのかなと思います」。万波も「最終的には1番を取りたい」。2人のキング争いが激しさを増すほど、チームはリーグ制覇に近づいていく。【本間翼】

▼日本ハムは6回にレイエス、8回に万波がそろって今季10号。同日に2人以上がリーグ10号一番乗りは、23年5月30日パ・リーグの万波(日本ハム)と浅村(楽天)以来。同一チームの2人がそろってリーグ最速10号は、07年5月2日オリックスのローズとラロッカに次いで18年ぶり2度目。この時は山崎武(楽天)も2桁に乗せ、3人が同日の到達だった。

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