
<イースタン・リーグ:日本ハム7-5DeNA>◇28日◇鎌ケ谷
打撃不振で2軍調整中の日本ハム田宮裕涼捕手(24)が、イースタン・リーグで2本の二塁打を放った。
「2番左翼」でスタメン出場。DeNAの左腕庄司に対し、3回無死の第2打席で143キロの直球を右中間に運ぶと、俊足を飛ばして二塁を陥れた(記録は二塁打)。
2-4の6回2死二、三塁では、右腕橋本の外角直球を左翼線へ流し打ち。技ありの打撃で同点の2点適時二塁打とした。続くアリエル・マルティネス捕手(29)の中前打で、二塁から一気に本塁へ生還した。
9回無死の第5打席では、松本凌の152キロ直球が右脇腹付近を直撃するも、プレーを続行。二盗のスタートを切るなど全力疾走を見せ、その裏の守備からベンチに退いた。
第1打席から二ゴロ、中二塁打、二ゴロ、左翼線二塁打、死球。
今季の田宮は打率2割2分5厘、1本塁打、2打点、1盗塁、OPS(出塁率+長打率).581。5月は7試合で25打数2安打、打率は0割8分0厘に沈み、19日に出場選手登録を抹消された。29日から1軍再登録が可能になる。
昨季はシーズンを通して1軍で活躍し、109試合で打率2割7分7厘をマークした。
新庄剛志監督(53)は20日、田宮の抹消理由について「(2軍で)打席を立たせて(調子を上げてもらう)。ちょっとバッティングに“しなり”を感じないから、バットがものすごく長く見えるんで。もっと打席に立たせてね。ここでまた進藤くんにもチャンス出てくるしね。そういう年もありますよ」と説明していた。