
<イースタン・リーグ:ロッテ-巨人>◇28日◇ロッテ浦和
巨人のドラフト1位石塚裕惺内野手(19)が、ファームでプロ初安打を含むマルチ安打を放った。
「1番遊撃」でスタメン出場。初回先頭で、カウント2-2からバットをへし折りながらロッテ中村亮のカーブを捉えた。打球は中前にポトリと落ち、ファーム5打席目でマークした待望の初安打に思わず笑みがこぼれた。
なおも1死二、三塁からティマの左前適時打で生還し、先制のホームを踏んだ。
3点リードの3回1死一塁の第2打席では、カウント1-2から逆方向の右翼線へ右前打を放ち、2打席連続安打を記録した。
6回に代打を送られ、この日は3打数2安打の成績。
石塚は3月9日阪神との練習試合(Gタウン)で左手首に痛みを感じて途中交代。11日に都内の病院で検査を受け、左有鉤(ゆうこう)骨鉤骨折と診断された。13日に「左手有鉤(ゆうこう)骨鉤骨切除術」の手術を受け、リハビリ組に合流。実戦復帰に向けて調整を行い「プラスに捉えて焦らずに今やれることを」と話していた。