
<西武-楽天>◇27日◇上毛新聞敷島
西武の炭谷銀仁朗捕手(37)と打者楽天太田光捕手(28)が激突し、ヒヤリとするシーンがあった。
同点の7回無死二塁、初球から犠打を試みた楽天太田への2球目。ファウルとなった打球を取りにマスクを外した炭谷は打球を見失い、そのまま打席に立っていた太田のヘルメットに激突した。炭谷はその場に立ち崩れ、右手で顔を押さえてしばらく動けず。トレーナーが駆けつけ、観戦に来ていた子どもたちの「頑張れー」の声が飛び交うと、なんとか立ち上がりそのままマスクを被り続けた。痛みを気にしつつもフィールドに立ち続けた炭谷の頑丈さに、場内からは大きな拍手が送られた。
その後は太田に犠打で走者を三塁に進められたが、後続を抑えてこの回を無失点で切り抜けた。