
<関西学生野球春季リーグ:近大1-0関学大>◇27日◇第6節3回戦◇GOSANDO南港
関西学生野球春季リーグ第6節は27日、大阪市のGOSANDO南港で近大が関学大との3回戦を1-0で制し、全大学から勝ち点を奪う完全優勝を達成。6月9日開幕の全日本大学選手権の出場権を獲得した。
阪神含むNPB2球団が視察する大一番。「ミスした方が負けだと思っていて、集中した」。0-0の7回2死一塁にプロ注目の4番阪上翔也外野手(4年=神戸国際大付)が7球目を右中間へ運び、先制の右前適時打が決勝打となった。優勝の瞬間、歓喜の輪の中で喜びを爆発させた。
開幕前は周囲も心配するほどの不調に陥るも、チーム打撃に重きを置いた練習で意識を変えた。昨秋の打率1割7分6厘から今春はリーグ2位の4割3分4厘。全大学から打点を稼ぎ、打点王にまで上り詰めた。
大学選手権では6月10日東京ドームで神奈川大(神奈川大学リーグ)と対戦予定。「リーグ戦通り、集中します」と静かに力を込めた。