
広島末包昇大外野手(28)が自らのバットで自身の記念日を祝うつもりだ。北陸での巨人2連戦初戦の27日に自身29度目の誕生日を迎える。「行ったことのない土地で誕生日を迎えるのは初めてなので、楽しめれば。まだ20代というところで、若さを出せればなと思います」。初上陸となる地で大暴れを誓う。
4月9日以降、4番の座を守ってはいるが、打率3割を下回った14日巨人戦から成績は下降する。同日以降の9試合の打率は1割3分8厘。シーズン打率も2割7分1厘にまで下げた。それでも新井監督は「そこまで悪くはないと思う。また切り替えて来週から頑張って欲しい」と期待を寄せる。9試合で29打数4安打も、2本が長打で犠飛も記録している。また、四球も7個選んでいる。末包自身も「めっちゃ悪いとかはない。切り替えてやっていければ」と前を向く。
好相性の巨人相手に復調のきっかけをつかみたいところだ。対戦別打率では巨人戦はもっとも高い3割5分1厘をマークし、2本塁打7打点。「変えずに。狙い球を絞って、打てればもちろんいいですけど、得点に絡む四球だったり、そういう仕事もできればと思います。ジャイアンツも今状態がいいので、いいチームを倒せればなと思います」。上位争いする相手を打てば、チームも、年を重ねる末包も勢いづくに違いない。