
<パイレーツ5-6ブルワーズ>◇25日(日本時間26日)◇PNCパーク
パイレーツのオニール・クルーズ外野手(26)が、MLBのデータ分析システム「スタットキャスト」史上最速となる打球速度122.9マイル(約197.8キロ)を記録した。
クルーズは本拠地でのブルワーズ戦に「1番中堅」で出場し、3回先頭の第2打席。先発右腕ヘンダーソンの初球92.2マイル(約148.4キロ)の初球フォーシームを完璧に捉え、打球は右翼席を越えてスタンド後方に流れるアレゲニー川に飛び込む11号ソロとした。打球速度122.9マイル(約197.8キロ)はスタットキャストによる計測が始まった15年以降で最速。飛距離は432フィート(約132メートル)だった。
MLB公式サイトによると、これまでの最速はクルーズ自身が22年に記録した右翼フェンス直撃単打の122.4マイル(約197.0キロ)。本塁打の最速打球はヤンキースのスタントンが18年に記録した121.7マイル(約195.9キロ)だったが、1.2マイルも上回った。
打球速度の上位5球と結果は以下の通り。
122.9マイル(約197.8キロ)クルーズ 本塁打 25年5月25日ブルワーズ戦
122.4マイル(約197.0キロ)クルーズ 右安打 22年8月24日ブレーブス戦
122.2マイル(約196.7キロ)スタントン 中安打 17年10月1日ブレーブス戦
122.2マイル(約196.7キロ)スタントン 二ゴロ併殺打 21年8月9日ロイヤルズ戦
121.7マイル(約195.9キロ)スタントン 本塁打 18年8月9日レンジャーズ戦