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【阪神】藤川監督が不満爆発「納得いかない」最後の1球ストライク「井上監督の抗議があって…」


阪神タイガースは中日ドラゴンズに5-4で敗れ、藤川球児監督が試合後に判定に対する不満を表明しました。特に9回表の際どい内角球がストライクと判定されたことに対し、藤川監督は「納得いかない」とコメント。井上監督の抗議が判定に影響を与えた可能性を指摘し、審判の判定に改善の余地があると考えていることを示しました。この結果、阪神は2位のDeNA、3位の巨人と0.5差の緊迫した状況に置かれています。

中日対阪神 9回表阪神2死二塁、厳しい表情で試合を見つめる阪神藤川監督(中央)(撮影・森本幸一)

<中日5-4阪神>◇24日◇バンテリンドーム

阪神が名古屋で後味の悪い敗戦を喫した。1点差まで追い上げた末の惜敗。藤川球児監督(44)は試合後、「最後の中野の1球というのは、正直納得いかない」と不満を隠さなかった。9回、先頭渡辺が四球を選んだ1球で、中日井上監督が球審のジェスチャーに抗議。最後は2死二塁フルカウントで2番中野への際どい内角球がストライク判定となり、「井上監督の抗議があって、最後(ストライクを)取ったという風に思われても仕方ない」と苦言を呈した。重苦しい1敗で、2位DeNA、3位巨人に0・5差まで迫られた。

   ◇   ◇   ◇

最後の1球は極めて際どかった。

9回表。中日守護神の松山を相手に1点差まで迫り、なおも2死二塁。2番中野はフルカウントから内角155キロ直球を、自信を持って見逃した。だが、判定はストライクで試合終了。中野は信じられないと言わんばかりに苦笑いを浮かべた。中日ナインが歓喜の輪を作る中、30秒以上も打席内に残留。ベンチに引き上げてもなお、ぼうぜんとした表情が続いた。

「最後の中野の1球というのは、正直納得いかないですね」

試合後、藤川監督は言葉に力を込めた。ただ単にストライク、ボールの判定に怒りがこみ上げたわけではない。それまでの一連の流れに疑問を感じたのだ。

「井上監督の先頭打者への抗議があって、最後(にストライクを)取ったという風に思われても仕方ないというか。井上監督が出たことで、最後(の判定につながった)という風には反対側から見えてしまって。非常にジャッジ難しいと思うんですけどね。またアンパイアの方にも考えてもらうしかない」

伏線は9回先頭、代打渡辺の打席にあった。フルカウントから松山の156キロ直球は低めへ。小林球審は少し腕を上げかけながらもボールと判定した。観客の中には見逃し三振と勘違いして拍手する中日ファンの姿も。中日指揮官はすぐさまベンチを飛び出し、球審のジェスチャーに対して猛抗議した。この動きが「ストライク、ボール(への抗議)は禁止なはずなんですけど」という阪神指揮官の疑念につながったようだ。

「明らかにタイガースサイドから見れば、そう見えてしまう抗議と最後の結果という風になるので。そこはやっぱり改善の余地はあるんじゃないかな」

藤川監督は最後まで冷静に訴えた。最後の打者になった中野は無言のままチームバスに乗り込んだ。2位DeNA、3位巨人に0・5差まで迫られ、4位広島とも1差。激しいだんごレースの中、重苦しい空気は1日限りで吹き飛ばしたい。【伊東大介】

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