
<メッツ-ドジャース>◇23日(日本時間24日)◇シティーフィールド
ドジャースとメッツの一戦は、珍しい判定の直後に悪天候のため中断した。
試合開始直前に強い雨が降るなど、不安定な天候。一時的に雨は弱まったが、3回2死二、三塁のドジャースの攻撃中に再び大きな雨粒が降り注ぎ、試合は中断。内野グラウンドにはシートがかぶせられた。
中断の直前には、珍事が発生。1死一、二塁から、2番ムーキー・ベッツ内野手(32)が右中間へ飛球を放ち、二走マイケル・コンフォート外野手(32)は、タッチアップに備えて二塁ベースへ帰塁した。
メッツの右翼手ソトが捕球体勢に入っていたが、中堅手テーラーが一目散に打球を負い、両者が交錯する形に。結果的にテーラーが捕球したが、交錯した際にボールが一度宙に浮いており、コンフォートのタッチアップが明らかに早いタイミングとなった。
審判団がビデオ判定を行った結果、コンフォートのタッチアップが認められた。メッツサイドは納得しない様子だったが、試合は再開した。
NHKBSの中継では「メッツのベンチがチャレンジをして、そのチャレンジが退けられたということです。ボールをキャッチしたのではなくて、ボールが手の中にある時点で捕球に値するという判定だったということです」と説明した。