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NHK解説陣も困惑の珍事は野球規則に明記されたルールだった 大谷翔平絡むタッチアップ判定


2024年3月に行われたメッツ対ドジャースの試合で、公認野球規則に関する珍しい事例が発生しました。ムーキー・ベッツの飛球をメッツの右翼手と中堅手が交錯しつつジャッグルする形で捕球した際、二走のコンフォートが早めにスタートしたことが問題となりました。しかし、ビデオ判定でコンフォートのタッチアップが認められたのは、公認野球規則5.09の「アウト」に関する規定が適用されたためでした。この規則によれば、野手がボールをジャッグルしても、最初に飛球に触れた時点で走者がスタートしても良いとされており、解説陣も認識していなかったこのルールにより、論議を呼びました。解説の田中賢介氏は「年に1回あるかないか」の珍しい事例とコメントしました。

田中賢介氏(2024年3月撮影)

<メッツ-ドジャース>◇23日(日本時間24日)◇シティーフィールド

NHKBSの解説陣も知らなかったというルールは、公認野球規則に明記されていた。

珍しいプレーは、雨で中断する直前に発生。1死一、二塁から、2番ムーキー・ベッツ内野手(32)が右中間へ飛球を放ち、二走マイケル・コンフォート外野手(32)は、タッチアップに備えて二塁ベースへ帰塁した。

メッツの右翼手ソトが捕球体勢に入っていたが、中堅手テーラーが打球を追い、両者が交錯する形に。交錯した際にいったんグラブに触れたボールが再び宙に浮く「お手玉状態」になり、最終的に捕球したタイミングより、コンフォートのスタートは明らかに早かった。一塁走者の大谷翔平投手(30)も二塁に進んだ。

審判団がビデオ判定すると、コンフォートのタッチアップが認められた。メッツサイドは納得しない様子だったが試合は再開した。

当初はNHKBSの中継でもコンフォートのスタートが早かったとしており、判定に驚きの声が上がった。解説した元日本ハムの田中賢介氏は「年に1回あるかないか。何十年も野球やってますけど知らないルールって2~3年に1回出てくるんですよ。そうだったというやつが出てくるので、まさにこれはそういう案件ですね」と話した。

その後の中継で、公認野球規則の5・09「アウト」(a)打者アウトの原注2に明記されていることが紹介された。

「野手がボールを地面に触れる前に捕らえれば、正規の捕球となる。その間、ジャッグルしたり、あるいは他の選手に触れることがあってもさしつかえない。走者は、最初の野手が飛球に触れた瞬間から、塁を離れてさしつかえない」と記されている。

中継では「センターとライトが交錯して、いったん捕球してジャッグルという形になりました。ですから二塁ランナーのコンフォートはその時点でスタートを切って良かったということなんですね」と説明した。

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