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【阪神】森下翔太ド根性タイムリー 前日膝痛めるも「全力は当たり前」不死身の3番が窮地救う


23日の中日対阪神戦で、阪神タイガースが延長11回に森下翔太の2点適時二塁打で勝利を決定付け、中日を4-1で破りました。森下は前日の試合で左膝に自打球を受けており、欠場が心配されていましたが、痛みをこらえてフル出場しました。試合は9回まで0-0で進み、森下は9回にもフェンス直撃の二塁打を放つなど奮闘。この勝利で阪神はDeNAに首位を明け渡すことを防ぎ、一丸となって挑んだ結果が実を結びました。

中日対阪神 11回表阪神1死二、三塁、左翼線へ2点適時二塁打を放った森下(撮影・前田充)

<中日1-4阪神>◇23日◇バンテリンドーム

阪神が森下翔太外野手(24)のド根性タイムリーで首位を守った。前日22日の巨人戦で左膝に自打球を当て、敵地中日戦の欠場が心配されたが、痛みをこらえてフル出場。0-0で進んだ延長11回、近本の勝ち越し打に続き、左翼線へ勝利を決定づける2点適時二塁打を運んだ。9回にもあと少しで本塁打の一撃を放ちマルチ二塁打の大奮闘。負ければDeNAに首位を明け渡していた一戦で、不死身の3番が窮地を救った。

   ◇   ◇   ◇

痛む左膝にぐっと力を込めた。森下がド根性の2点二塁打で、勝利を導いた。0-0のまま迎えた延長11回。近本の中前打で待望の1点をもぎ取り、なおも続く1死二、三塁。カウント1-2から中日5番手藤嶋の144キロを迷いなく引っ張り、左翼線を抜いた。トドメの2点を刻んだ。

「チャンスだったし、1点と3点では違うのでよかったです」。24時間前の厳しい顔とは打って変わって、24歳は目尻を下げた。

22日の巨人戦の8回裏に自打球を左膝に当てて悶絶。めったなことではベンチに下がらない男が、9回表の守備から交代。骨に異常がないことは確認されたが、膝の内側にもろに当たったため、不安視された。

名古屋に移動したこの日は他の選手の動きなどから見て、スタメン落ちが濃厚とみられた。だが、本人にその気はみじんもなかった。「試合に出たら、全力でやるのが当たり前。全力でできなければ試合に出ません。できる確信があったので出ました。(出場は)大丈夫です、と自分からずっと言っていました」。首脳陣やトレーナーの心配をよそに終始一貫。患部を入念にケアして、いつもの「3番右翼」に名を連ねた。

膝の傷みとともに「心」が痛かった。前日自打球を受けた8回の打席。痛みをこらえながらバットを握ったが、無死一、三塁の好機で三ゴロ併殺打に倒れた。「昨日は自分のせいで負けたので、今日は何とかと思っていた」。まさに主軸の意地。9回2死では守護神・松山の155キロを左翼フェンスにぶち当てる二塁打。そして続けて延長11回の2点二塁打。手負いであろうと、球場の空気、試合の流れを変えられる唯一無二のスラッガーと証明した。

2日連続の延長戦。投手が必死に踏ん張りながら、打線が応えられないもどかしい展開だった。藤川監督も「昨日、おとといも展開は近いものがあった。総力戦で耐えながら。この1勝は非常に大きい」とねぎらう執念星。DeNAが先に勝っていたため、負ければ首位を譲っていた。今季3戦全敗で鬼門になりかけていたバンテリンドームで初勝利。タフな森下の姿に引っ張られ、一丸勝利をつかんだ。【柏原誠】

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