
<日本ハム2-1ソフトバンク>◇21日◇エスコンフィールド
完投で3勝目を挙げた日本ハム北山亘基投手(26)が、今季初めてバッテリーを組んだ大卒2年目の進藤勇也捕手(23)のリードに感謝した。「年下なんですけど、すごく引っ張ってくれて。僕の状態を含めて一番いいボールを選択し続けてくれた」と振り返った。
初回、先頭周東をカウント1-2からナックルカーブで見逃し三振。8回2死走者なしでの対戦では、全球150キロ超え直球で勝負し、4球目154キロ直球で空振り三振に仕留めた。「いい布石を毎回いいタイミングで進藤がつくってくれていた。投げきれたのも良かったですし、リードもすごく良かったんじゃないかなと思います」。この日は最速154キロだった直球にフォーク、ナックルカーブ、カットボールなどの変化球も適度な配分で織り交ぜていった進藤のリードに応えて、3回以降は4安打無失点だった。
開幕から田宮とバッテリーを組んでいたが、打撃不振で19日に出場選手登録を抹消。今季7試合目で始めて進藤と組み、4月10日楽天戦(楽天モバイルパーク)以来の白星。「今月はちょっとなかなかチームを勝たせられなかった。すごく悔しい部分もあったので、今日はすごく良い日になったかなと思います」と後輩捕手のリードに感謝しながら充実の表情を見せた。