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健大高崎、もう1人の「石垣」聡志が3回1失点で準決勝進出貢献「先輩たちにつなげられるよう」


健大高崎高校の1年生投手、石垣聡が公式戦で初先発し、3イニングを無四球で3安打1失点という好投を見せた。試合後、石垣は「先輩たちに繋げるために投げた」とコメントし、その初々しさが際立った。彼は沖縄出身で、かつて見学した健大高崎のキャンプで心を奪われ、現在のチームに入った。今後の成長が期待される新星で、監督の青柳は「将来的にトップクラスの投手に育つ」と太鼓判を押している。石垣聡はエース石垣元気からフォークの指導を受けており、「いつか155キロを達成したい」と意欲を見せている。

習志野対健大高崎 健大高崎の先発石垣聡(撮影・たえ見朱実)

<春季高校野球関東大会(日刊スポーツ新聞社後援)>◇20日◇第3日◇ノーブルホームスタジアム水戸

プロ注目の最速158キロ右腕・石垣元気投手(3年)を擁する健大高崎(群馬1位)に、もう1人のスーパー右腕「石垣」が登場した。公式戦初先発の石垣聡志(そうし)投手(1年)は130キロ中盤の真っすぐと変化球で打たせてとり、3回を投げ3安打1失点と試合を作り、後ろへつなげ、優勝した23年以来、2年ぶりの準決勝進出に貢献した。専大松戸(千葉1位)は桐生第一(群馬2位)に競り勝ち2年ぶりに4強入りを決めた。

   ◇   ◇   ◇

石垣聡は高校デビュー戦を勝利で終え「こんなにたくさんの観客の中で投げたのは初めて」と初々しく笑った。「先輩たちにつなげられるように投げました」。130キロ台中盤の直球に、カットボール、ツーシーム、カーブを織り交ぜて3回を無四球でリリーフ陣へ。最後はエース石垣元が1回無失点で締めた。

沖縄・八重山から健大高崎に進学。一昨年の年末、健大高崎の石垣島キャンプを見学したのがきっかけだった。生き生きとプレーをする姿に「先輩たちが練習をしている姿が、自分に合っていると思った」と心を奪われた。優勝した昨春センバツは準々決勝と準決勝を観戦。「元気さんと(佐藤)龍月さんの2人が、堂々とピッチングする姿に憧れてきました」と、健大高崎の門をたたいた。

将来のエース候補として期待は大きい。青柳博文監督(52)は「将来的にはトップクラスの投手になる」と断言。身長180センチの現エース石垣元の1年生時と重ね合わせながら「これから体を鍛えれば、現在の最速140キロはグングン伸びる。150キロが出るイメージで育てたい。非常に楽しみ」と期待する。

入学後、石垣聡は石垣元からフォークを教わった。「いつもブルペンには一緒に入ってフォームのチェックをしてくれるんです」。石垣元のデビュー戦も1年生時の春季関東大会で、2回戦だった。「僕もいつか155キロを出したい。先輩は、自分がたどっていく道しるべになってくれる」。スーパー1年生右腕も、この試合をきっかけに成長の道へ。同性のエースの後ろ姿を見つめて歩く。いつか、追いつき、追い越すその日まで。【保坂淑子】

◆石垣聡志(いしがき・そうし)2009年(平21)4月9日、東京都生まれ。幼少時は神奈川で育ち、幼稚園年中で中山ヤンガースで野球を始める。小5で父の実家がある沖縄県八重山に移り住み、少年スネークに入部。八重山ポニーズでは中3でU16ポニーワールドシリーズ日本代表。憧れの選手は石垣元気、オリックス山下舜平大。将来の夢はプロ野球選手。50メートル走は6・9秒。遠投100メートル。182センチ、83キロ。右投げ右打ち。

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