
<高校野球春季関東大会:専大松戸4-1桐生第一>◇準々決勝◇20日◇ノーブルホームスタジアム水戸
桐生第一(群馬2位)は、専大松戸に競り負け、99年以来の準決勝進出を逃した。
先発の長岡拓海投手(2年)が「三振ではなく、打たせてとることで、流れをもってこられる」と、インコースの真っすぐとアウトコースのチェンジアップを丁寧に投げわけ、7回5安打2失点と好投するも、打線が専大松戸のアンダースロー田中昇之介投手(3年)を捉えきれず、5安打で1得点。今泉壮介監督は「思うように自分たちの攻撃ができなかった」と、悔やんだ。
夏の大会まで、あと約1カ月半。今泉監督は「関東大会で2試合戦えたのは大きい。こういう接戦を勝ちきれるようにならないと。ピッチャーをもう1度整備して投げられるようにする。機動力がスタイル。その辺を見直したい」と課題を挙げた。好投の長岡も「これ、という決め球を作って、球威をあげなければ」と大舞台での経験を胸に、夏に向かう。