
MLBは、マイナーリーグでスイング判定にチャレンジ制のロボット判定を試験的に導入すると、AP通信などが19日(日本時間20日)報じた。20日(同21日)から1Aフロリダステートリーグで開始し、ロボット判定には審判補助システム「ホークアイ」のテクノロジーを使用するという。
チャレンジは攻撃、守備どちら側からでも要求可能で、チャレンジに失敗するまで何度でも行うことができる。判定基準は、バットのヘッド部分が握り部分より45度以上前に出ているかどうかで、45度未満ならノースイングと判定される。チャレンジがコールされると、ホークアイの映像が球場のスクリーンに映し出され、観客も判定結果をリアルタイムで確認できる。守備側のチームは、チャレンジのビデオ判定をせずにこれまで通り一、三塁の塁審にスイング判定を求めることも可能だという。
MLBは今年のメジャーのオープン戦で、ストライク判定に関してチャレンジ制のロボット判定を試験的に導入し、チャレンジ成功率は52・2%だった。来季からレギュラーシーズンで導入する可能性はあるが、まだ決定はしていない。