
日本野球機構(NPB)の中村勝彦事務局長は12日、都内で行われたプロ野球12球団と日本野球機構(NPB)による理事会・実行委員会に出席し、ベースの大型化を今秋のフェニックスリーグで試験導入することを検討していると明かした。
「拡大ベース」は本塁を除く各ベースのサイズが約38センチから約45センチ四方に大型化。盗塁成功率を高め、接触プレーでの負傷を軽減することを目的として、23年にMLBで導入された。中村事務局長は「3月のプレシーズンマッチで巨人、阪神の選手に行ったアンケート結果も好印象だった」と話した。
2軍で来季以降の運用を見据え、今秋のフェニックスリーグでの試験導入や開催地の宮崎県との調整を進めていくとした。また「写真・動画等の撮影及び配信・送信規程」については、12球団の代表と活発に意見交換。「現実に即した改善策をまとめ、夏ごろをメドになるべく早く変更したい」と話した。
◆理事会・実行委員会の主な議題 <1>ジュニアトーナメントの方式・運営計画の方向性<2>未就学児向け施策やSNS活用による野球振興策<3>日本プロ野球選手会との折衝内容を報告<4>今後のファームの制度や仕組み、試合運営を協議<5>宮崎フェニックスリーグの参加チーム編成について協議