<ドジャース4-6エンゼルス>◇18日(日本時間19日)◇ドジャースタジアム
エンゼルス菊池雄星投手(33)が敵地でのドジャース戦に先発。5回2/3を投げて3安打1失点、4四球7三振と好投するも守備で右足首を痛めて負傷降板し、その後リリーフ陣が追いつかれ今季初勝利を逃した。今季10試合で0勝4敗、防御率3・50。
菊池は走者を出しながらも要所を締め、強力打線相手に5回まで1失点に抑えた。序盤から4点の援護を受け、勝ち投手の権利を持って続投。1死で6番エドマンを一二塁間のゴロに打ち取ったが、一塁ベースカバーに入った際、エドマンとぶつかって転倒。グラウンドに膝をついたまましばらく動けず、トレーナーとともにベンチへ下がった。
菊池の試合後一問一答は以下の通り
-球団から右足首の炎症と発表、今の状態は
最初は少し痛かったんですけど、今はまったく問題なく歩けていますから、次の試合は問題なくいけると思います。
-ドジャース相手に6回途中3安打1失点7奪三振と好投、振り返って
非常にすべてのボールをうまく使えたかなと思いますし、ストレート非常に良いボール行ってましたので、今日は手ごたえのつく試合でした。
-5回まで毎回奪三振、7奪三振も今年で一番
ストレートで三振が増えてくると、本来の自分の投球の形というのが、やっぱりストレートがどれだけ押し込まれているかっていうことでやってますから、今日はそれができていたかなと。球速も96、7出てましたんで、はい、ここからさらに調子を上げていければなと、そういう手ごたえをつかみました。
-今年初の大谷と対戦、3打数2安打の結果を振り返って
うん、彼に関しては、ミーティングではもうシングルヒットだったら、オッケーっていう、そういう、やっぱりそういう感じの話になりますね、彼とジャッジだけは、そういうミーティングやるので、まあシングルヒット2本打たれましたし、タイムリーも打たれましたけど、まあえーさすがだなっていう気持ちと、ホームランを防げて良かったかなっていう感じですね。
-大谷選手との対戦、今年初めて左打者にチェンジアップを投げた
そうですね。
-向こうの引き出しを迷わせた
ああいうことやっていかないと、なかなか抑えることが難しいバッターですし、特に最近のスイングを見ているとどうやって抑えようかって非常に悩ましかったんですけど、チェンジアップを使ったりとか、新しいものを見せていかないと、なかなか抑えるのは難しい。
-勝ちはつかなかったが、投げた試合はチームは3連勝、気持ちは
先発の仕事をしっかり果たすことに到達してますから、最近は5回、6回をしっかりと失点を抑えながら進めていけてますし、チャンスをこう残しながら、中継ぎにバトンを渡せていますので、引き続きこういうピッチングをしていけば、チームもそして個人も勝つチャンスは増えると思います。
-先頭打者に対する1球の判断やこだわりは
違うことをやるっていう意識を見せないと、やっぱりまっすぐとスライダーだけでは少しでも甘く入ったら簡単に長打になるので、違う攻め方をするよっていうのを初球に見せておくっていうのは、うん、したかったことでしたね。
-3回に長打を打たれていけない場面で長打を打たせなかった
先ほども言いましたけど、大谷選手、そしてジャッジ、2人はちょっと違うカテゴリーで考えていますので、シングルだったらオッケーと、たとえタイムリーだったとしてもオッケーと、それぐらいの割り切りがないと、逆にこう窮屈になってしまうので、攻め方が。(大谷に)2本打たれましたけど、それでいいんじゃないかなって思いますね。
-5回2死満塁フリーマンを抑えた
開き直って最後フリーマンに投げれば、それまでなんかこう長打を打たせたくないとか、ランナーをためたくないって気持ちで、少しこうバランス、タイミングが崩れてましたので、最後は開き直って、ストレートで押せていたので、過去の2打席、フリーマンには。フリーマンにはストレートでっていう判断をして、良いストレートを投げられたと思います。
-大谷には内角攻めを1つ意識していたか
いやそういうわけでないです。
-チームの勢いを取り戻す意味でこの3試合すごく大きかった
そうですね、うん、いい3試合になったと思います、やはり世界一のチームですから、すごく良い野球もしてきますし、そういう中でなんとか接戦を3試合ともものにできたっていうのは、今後につながると思います。
-上位打線に走者を置いた状態で回したくない一番のチームだと思う悔しいことがあるとすれば、先頭四球か
そうですね、あの回はタイミングが合わなかったですね。自らピンチを招いてしまったので、まあでもあそこは1点でいけたっていうのは良かったと思います。
-今季10試合目、大谷と対戦した自分の成長度
どうでしょうね、それは彼だけではなくて、やはり強いチームと対戦するということはそういうことなので、はい。自分のなんていうんでしょう、今までやってきていない攻め方も含めていろんなことをやっていかないと、なかなか簡単には勝てない相手とやるというのは、非常に楽しくもあり、難しくもあり、そんな感じですかね。
-昨日グラウンドの中央で日本人選手が集まっていた、岩手の野球人が集った先駆けをつくったのは菊池選手、中にいてどんな雰囲気だったか
いや大した話はしていないです、みなさんが喜ぶような話はしていないので、まあお互い30代を超えてきたので、アンチエイジングの話とか、化粧水は何がいいとか、そういう話を聞いて、あとは一緒にドッグランしたいねとか、犬を連れて、あとはがっつり僕の施設の営業をしてきました。
-佐々木など若い選手が続いている
いやもう佐々木くんとか僕のこと見てないと思うので、高校時代とか多分彼非常に若かったときだと思うんで。ただねこうやってなんでしょう、世界でみんなで集まって世界一の舞台でいろんな話ができるっていうのは非常にうれしかった。
-怪物1号は菊池選手
どうですかね、だいぶ地味な感じですけど、一応ほそぼそやっています、はい。