
<東京6大学野球:法大6-6慶大>◇第6週第1日◇18日◇神宮
慶大の福井直睦内野手(2年=慶応)がリーグ戦1号同点ソロを放った。1点を追う8回2死走者なしからバックスクリーンへ値千金の同点弾。「事前に球種を頭で整理して、自分の得意なストレートを打つと決めて打席に入った」と真ん中直球を見事に捉えた。
スタンドで観戦した父直信さんは慶大OBで、この日始球式を行った高橋由伸さんと同級生。「父と高橋さんは面識があるようで、昔から目標にするべき選手だと思っています」と言う。偶然にも憧れの人の始球式と1号が重なり、笑みがこぼれた。
福井は23年夏の甲子園の優勝メンバー。堀井哲也監督(63)は「優勝メンバーが2年生になって体がしっかりしてきた。スピード、パワーがついてきているので、おのずとこういう力を発揮してくれる」と話した。
試合はプロ併用日の規定により9回で引き分けた。