
<西武3-2オリックス>◇17日◇ベルーナドーム
オリックスは土壇場で追いついたが、今季2度目のサヨナラ負けを喫した。これで3連敗となり、貯金は1。2位西武とのゲーム差が2に広がった。
西武先発今井の前に7回まで2安打。打線は終盤に攻め立てた。2点を追う8回、この回先頭の頓宮裕真捕手(28)と紅林弘太郎内野手(23)が連打。さらに四球で1死満塁とし、代打広岡大志内野手(28)の左犠飛で1点差に迫った。
さらに粘りを見せたのは9回2死から。5番杉本裕太郎外野手(34)が内野安打で出塁し、頓宮が西武平良から左中間へ適時二塁打。代走元が同点のホームを踏んだ。
岸田護監督(44)は「本当によく追いついてくれたと思いますよ。いい投手からね。みんな必死で食らいついてくれたと思います。収穫のあるゲームだった」と粘った打線をたたえた。
だが、2-2の10回裏、7番手アンドレス・マチャド投手(32)が2死球などで2死満塁とされ、2番滝沢に右前へサヨナラ打を浴びた。4月27日の同戦(ベルーナドーム)でもマチャドがサヨナラ打を浴びており、悪夢再び…。指揮官は「ああいう難しい場面でいく投手なんでね。残念でしたね、最後は」と責めなかった。