
<阪神5-2広島>◇17日◇甲子園
広島が阪神に敗れ、1日で首位を明け渡した。ここまで2完封勝利を含む4勝でチームの進撃を支えてきた先発の床田が5回4失点で降板。制球に苦しみ、5回は1死満塁から2年ぶりの暴投で2点目を失った。「そりゃ勝てないだろうなというピッチング。毎回(のように)先頭(打者が)出て、そりゃリズムも来ないですし、そこかなと思う」と、イニングも失点も今季ワーストの試合を振り返る床田の口調に悔しさがにじんだ。
打線は、阪神大竹の前に沈黙。対戦成績1勝9敗という天敵との今季初対決で、7回まで2安打と攻略の糸口を見いだせず。状況を変えたのが新助っ人モンテロだった。8回1死一塁で来日1号2ラン。「ファビアンもいい対応してたし。昨年までいなかった2人がいい反応してたんで、そこは次回も楽しみにしたい」と新井監督。連勝は4で止まり、大竹に10勝目を許したが、やられっぱなしでは終わらなかった。
▽広島モンテロ(出場8試合、33打席目で来日1号)「(手応えは)完璧でした。自分の好きなボールを待っていて、我慢していた。いいアプローチができた」