
カブスのクレイグ・カウンセル監督(54)が16日(日本時間17日)、タイガースをDFAとなった前田健太投手(37)とマイナー契約の手続きを進めていることを明かした。
前田は15日(同16日)に、カブスとマイナー契約を結んだことが明らかになり、前田自身もインスタグラムで「カブスとマイナー契約を結ばせて頂きました」とつづっていた。
MLB公式サイトによると、カウンセル監督は前田について、継続的にコミュニケーションを取りながらマイナーAAA級での調整を行わせ、状態を見極めていく方針であることを明かした。また、同監督は「彼は成功を収めてきた選手。しかし、今は苦戦している。彼はマイナー契約を結ぶ。我々は彼と継続的に話し合いを行い、(マイナーで)調整させたいと思っている。いくらかの修正が必要な可能性もあるので、それを見極めていきたい」と方針を語った。
日本プロ野球の広島でエースとして活躍した前田は16年からドジャースに在籍し、主に先発でチームを支えた。ポストシーズンでは貴重な右のセットアッパーとして、2度のワールドシリーズ進出に貢献。4年間で47勝35敗、防御率3・87の成績を残した。
20年の春キャンプ直前にツインズへトレード移籍。4年間在籍し、18勝14敗、防御率4・02の結果を残し、投手陣を引っ張った。
24年からタイガースに移籍したが、昨年は3勝7敗、防御率6.09と自己ワーストの結果に終わった。先発返り咲きを目指していた今季も、開幕から先発ローテーションには入れず、中継ぎとして7試合の登板で防御率7・88と結果が出なかった。