
タイガースからDFA(メジャー40人枠から外す措置)通告を受け、自由契約となっていた前田健太投手(37)が15日(日本時間16日)、自身のインスタグラムでカブスとのマイナー契約を報告した。
この日、前田がカブスとマイナー契約を結んだことが明らかになった。代理人関係者によると、複数球団が獲得に名乗りを上げていたという。前田はカ軍傘下マイナーリーグで登板を重ね、状態を上げて準備が整えばメジャーへ合流する見込み。
前田はインスタグラムで「カブスとマイナー契約を結ばせていただきました。メジャーに上がれるように必死に頑張っていきます」とつづり、メジャー昇格を誓った。メジャー昇格となれば、カブスは今永昇太投手(31)、鈴木誠也外野手(30)に次いで3人目の日本人選手が在籍することとなる。
日本プロ野球の広島でエースとして活躍した前田は16年からドジャースに在籍し、主に先発でチームを支えた。ポストシーズンでは貴重な右のセットアッパーとして、2度のワールドシリーズ進出に貢献。4年間で47勝35敗、防御率3・87の成績を残した。
20年の春キャンプ直前にツインズへトレード移籍。4年間在籍し、18勝14敗、防御率4・02の結果を残し、投手陣を引っ張った。
24年からタイガースに移籍したが、昨年は3勝7敗、防御率6.09と自己ワーストの結果に終わった。先発返り咲きを目指していた今季も、開幕から先発ローテーションには入れず、中継ぎとして7試合の登板で防御率7・88と結果が出なかった。