
<ヤクルト6-8DeNA>◇16日◇神宮
DeNAが劇的な勝利で引き分けを挟んで3連勝とした。直近21試合は平均2・1得点と打線は湿っていたが、今季最多16安打で約1カ月ぶりの8得点と打線がつながり、今季最多にあと1に迫る貯金2とした。
先発のトレバー・バウアー投手(34)が今季ワーストの6回6失点で先発の役割を果たせずに降板した。
1回、牧の先制ソロで援護点をもらうも踏ん張れなかった。内山に逆転3ランを浴びて、悔しそうな表情を浮かべたまま、着弾地点を約10秒見つめた。4回1死からは山田にソロを被弾し4失点目を献上した。
6回には1死から内山と北村拓に連打を浴びて二、三塁とされ、再び山田に2点適時打を許した。今季初の中6日の登板は94球を投げて6回7安打6失点、3奪三振2四球。7回に代打を送られて降板となった。
しかし打線が奮起した。タイラー・オースティン内野手(33)が一振りでチームを救った。1点を追う8回1死二塁、ヤクルト金久保の高めスライダーを捉えた。左中間席に飛び込む逆転2ラン。今季62打席目での1号アーチで劇的な一打を決めた。
さらに好調の松尾汐恩捕手(20)も続いた。高め直球を捉え、左翼席最前列に飛び込む2者連発の3号ソロ。この日4安打目で、バウアーが先発した日はこれで14打数8安打で打率5割7分1厘、5打点2本塁打と圧倒的な成績で援護した。
8回は伊勢、9回はウィックがつないで勝ちきった。