
ヴィッセル神戸は16日、神戸市内のいぶきの森球技場で非公開練習を行い、翌日のガンバ大阪戦(ノエスタ)に向けて調整した。
10日のFC東京戦に敗れ、4連勝の後に2連敗。リーグ3連覇に向けて思うように順位を上げられていない神戸は、この試合を再び加速するための試合とする。オンライン取材に応じた吉田孝行監督(48)は「本当に大事な試合。いい準備もできたし、みんなで勝ち点3を取って終わりたい」と意気込み。3試合ぶりの勝ち点3へ「細かいところを修正した」と手応えを口にした。
G大阪について指揮官は「チームとしてやるべきことを徹底しているチーム。ゴール前で守るところは、細かいところまで全員が理解しながらやっている。それをこじ開けるには、自分たちも相当迫力を持ってやらないといけない。本当にいい時のガンバの状況だと思うし、それを倒してこそ上に行けると思う。本当に大事な一戦」と話し、「個の力がある選手は本当に多い」とG大阪の前線ほとんどの選手を挙げて警戒した。
神戸らしい戦いを取り戻した上で、求められるのは得点力となる。今季の13得点は、リーグで6番目に少ない数字。これまで途中出場した5試合で変化を加えてきたMFグスタボ・クリスマン(25)は「自分はゲームメーク、チャンスメークをするタイプの選手。自分が入ったポジションに求められていることを一番大切にしながら、その中で自分の良さを出していければ。ヴィッセルの勝ち点3を取るために、自分の特長を生かしたい」と攻撃の活性化に意欲を見せた。【永田淳】