
<スペインリーグ:Rマドリード2-1マジョルカ>◇14日(日本時間15日)◇第36節◇マドリード
レアル・マドリードがホームのマジョルカ戦で劇的な逆転勝ちを収め、この日に試合のないバルセロナの優勝を辛くも回避した。
前半11分にマジョルカMFバリエントに先制点を許し、苦しい展開となった。引き分け以下ならバルセロナの優勝が決まるとあって、懸命にゴールを狙ったが1点が遠い。
しかし後半23分、FWエムバペが狭い局面で3人をかわして右足でゴールを決めた。リーグ戦28点目で、今季公式戦で40点目。エースの一撃で試合を振り出しに戻した。
直後のキックオフでGKクルトワが1対1となる大ピンチを招いたが、ここは守護神がビッグセーブで阻んだ。
そして1-1のままアディショナルタイムの後半50分、この試合26本目のCKを迎えた(マジョルカは0本)。時間からしてラストプレーだった。
クルトワもゴール前へ上がった中、MFモドリッチのキックはいったんクリアされた。後方待機したDFフランシスコ・ガルシアがゴール前へ大きくロブを送る。DFバジェホが頭すらすと、走り込んだ今季2試合目となったDFラモンが右足ワンタッチでループシュート。これが決まった。
まさに瀬戸際で勝ち点3を手にし、勝ち点を78に伸ばした。Rマドリードは残り2試合。一方のバルセロナは残り3試合で勝ち点82で、翌日にエスパニョール戦を控えている。バルセロナの優勝はもはや決定的だが、ひとまずは回避することに成功した。
なおマジョルカFW浅野拓磨は、筋肉系のトラブルでベンチ入りメンバーから外れている。