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U22J選抜に参加の青山敏弘コーチが活動に刺激「僕がこの中で一番成長できたんじゃないかな」


U-22Jリーグ選抜の青山敏弘コーチは、関西学生選抜との試合で新しい視点を得たと語る。サンフレッチェ広島出身の青山コーチは、活動を通じて自らの成長を感じたという。特にDF松本遥翔との対話を通じて、怪我からの復帰についての重要性を伝え、コーチとしての信頼を築いたことが印象的だ。また、広島時代の基準を超えて、協会の新たな基準を知ることで、指導者としての視野を広げることができたと振り返っている。彼のコメント「僕がこの中で一番成長できたんじゃないか」は、今回の経験を通じた学びを象徴している。

U-22Jリーグ選抜の練習を見守る青山敏弘コーチ(撮影・永田淳)

<JFA/Jリーグポストユースマッチ:U-22JJリーグ選抜2-2関西学生選抜(PK:4-5)>◇13日◇J-GREEN堺S1

U-22Jリーグ選抜選抜が関西学生選抜と戦った「ポストユースマッチ」は、参加したコーチにとっても有意義なものになったようだ。

サンフレッチェ広島から参加した青山敏弘コーチ(39)は、2日間の活動を終えて「僕がこの中で一番成長できたんじゃないかな」と話すまでの刺激を受けた。

12日の前日練習ではゲーム形式のメニューでチームを任され、合間には積極的に選手とコミュニケーションを取り、この日もコーチとして熱心に試合に目を向けた青山コーチ。彼にとって今回の活動は、自身の視野を広げるものになった。「僕は広島での基準しか持っていなかった。協会のスタッフが考えている基準を今回知ることができた。一緒にやらせてもらった経験っていうのは、すごく自分の力になる」。指導者としての新たな発見が多い時間を「楽しかった」と振り返った。

短期間ながらも、確かな手応えが感じられることもあった。それはDF松本遥翔(18=鹿島アントラーズ)との対話から生まれた。鹿島ユース時代に前十字靱帯(じんたい)損傷し、その影響でトップ昇格後も苦しんできた松本に、自身の経験を重ねて、乗り越える重要さを説いた。「僕も1~2年目はけがもあって試合に出ていなかった。今の彼とまさに同じ状況。周りの同級生や、同世代の選手がが試合出ていると、焦りも出てくる。でもそれはみんな通る道だし、それがないと逆に上に行けないと思うから、必然な壁だよ、と話した」。試合前日の夜にそう話したことで、選手から変化を感じられたことが、コーチとしての自信につながった。この日、豪快な同点弾も決めた松本のプレーを見た青山コーチは「普段試合に出られないと、まず求められる基準がわからない。でも一度そのラインが明確にわかれば、超える努力も明確にできるようになる。今日の彼からは、ちょっとそのあたりが見えた気がする」。冒頭の「僕がこの中で一番成長できたんじゃないか」というコメントは、この一連の流れを受けてのものだった。

指導者として新たな経験を積んだ広島のレジェンドは、ともにコーチを務めたG大阪の指導者へのライバル心をむき出しにして、活動を終えた。「ヤットさん(遠藤保仁コーチ)と一緒にやれたのも楽しかった。でも絶対に負けたくないですからね」。日本サッカー協会(JFA)とJリーグ、大学が共同で用意した新たな取り組みは、Jの舞台で実績を残した名選手たちにとっても、指導者として経験を積める有意義な場になったことをうかがわせた。【永田淳】

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