
13日に関西学生選抜と「JFA/Jリーグポストユースマッチ」を戦うU-22Jリーグ選抜のトレーニングが12日、大阪府内で行われた。
午後4時から行われた全体練習では、今回指導スタッフに加わったガンバ大阪の遠藤保仁コーチ(45)が選手に声をかけ、この機会を生かすよう働きかける姿があった。
シュート練習では、ボールを出しながらコース取りなどについて身ぶり手ぶりでアドバイス。7対7+GKのゲームでは、青山敏弘コーチとそれぞれチームを任され、指示を送った。
練習を終えた遠藤コーチは「特別何か言ったってことはないけど、こういう年代でも練習中から勝負にこだわりながらやって欲しいとは伝えた」と2日間と短い活動の中でも、集中した取り組みをするよう声をかけたという。
自身も黄金世代の一員として同世代と切磋琢磨(せっさたくま)で成長した経験を踏まえ「僕らの時は周りにライバルとなりうる選手がたくさんいた。そういう選手たちと互角以上に渡り合えなきゃいけないっていう中で、いろんな努力もした。個人で持ってるものは全部ここで思い切り出して欲しい」と若い選手の奮起を期待。「2日間で急激にうまくなったりすることはないとは思うけど、普段試合にあまり絡めてない選手も多いと思うし、そういう悔しさをここで出せばいいんじゃないかなと思うし、アンダーの世界大会(U-20W杯)に向けてアピールして欲しいなと思う」と続けた。
13日に行われる試合では、この日静かな印象があった選手たちに、コーチングも積極的にすることを要望。「明日の試合では、どんどんプレーでもコーチング面でも積極的にやって欲しい。こういうところは遠慮したら損。明日は各世代の監督も来ると思うし、本当にいいアピールの場になる。コーチングもサッカーにおいて重要なポイントになるので、プレーでもそういう面でも頑張って欲しい」とした。
全体練習終了後には、G大阪MF名和田我空(18)と直接FKを蹴り合う場面も。「(名和田は)まだいろいろ習得してる段階。でも入団当初よりははるかにいい形で蹴れている。蹴れば蹴るほどうまくなるし、キックは彼の武器の1つでもある。そこに磨きをかけて、自分のものにして欲しい」と愛弟子と続けている“ルーティーン”をここでも行った。
関西学生選抜との試合は、13日午後5時から、J-GREEN堺のメインフィールドで行われる。