
<DeNA1-1阪神>◇13日◇ハードオフ新潟
DeNA南場オーナーの地元・新潟での3年ぶりの歓喜が、手からこぼれ落ちた。勝利まであと1アウトに迫った9回2死、入江が阪神高寺に同点ソロを被弾。今季3度目の引き分けに持ち込まれた。三浦監督は新潟のファンへ「最後まであきらめずにチームと一緒に戦ってくれて、感謝の気持ちでいっぱいです」とメッセージを送った。
7回、先頭の山本が左翼フェンス直撃の二塁打で口火を切ると、林が犠打でつなぎ、1死三塁から代打松尾が中犠飛で先制。この日を含めて直近20試合は平均2・2得点。湿った打線でも点をもぎ取るべく、もがいた。試合前までリーグ最少15犠打だったが、2年ぶりの1試合4犠打でチャンスメークしたが、あと1本が遠かった。指揮官は「形は作れているので悲観しすぎず、また明後日以降につなげていきたい」と前を向いた。