
<春季高校野球青森大会:八戸学院光星6-3八戸西>◇12日◇2回戦◇八戸市長根野球場
2年ぶりの春季東北大会出場、4年ぶりの春季青森県大会優勝を目指す八戸学院光星が、6-3で八戸西を下し、3回戦へ駒を進めた。
初回に押し出し死球で先制するも、八戸西の先発類家のアンダースローの前に打線が沈黙。1-2で迎えた5回、5番米沢の2点適時打で逆転。7回に2点、8回に1点を追加した。投げては、先発の秋元尊投手(1年)が5回8安打2失点も、佐藤悠貴投手(3年)、及川琉汰投手(2年)の継投で逃げ切った。
仲井宗基監督(55)は「トーナメントだから勝てば良いんだろうけど、この程度じゃきついなと。1戦1戦反省して次につなげていきたいと思います」と振り返りながらも、先発の秋元の投球に関しては「2点は取られましたけど、しっかり要所で踏ん張って、いいピッチングをしてくれた」と評価した。
昨季の秋季東北大会初戦では、日大山形に2-3で惜敗。主将の山上春人内野手(3年)は「自分たちはこれといって武器というものがない。だからこそ全体の能力、チームプレーで勝っていくための準備をしてきました」。今春に向けて、さまざまなシチュエーションを想定した打席や守備配置などを実戦で徹底し、チームプレーを深めてきた。
目指すは青森王者。「春優勝しなければ夏の優勝はないと言いながらやっていいます。2位で東北大会に行ければいいじゃない。優勝にこだわってやっていきたい」。一丸となって戦い抜く。