
<高校野球春季埼玉大会:浦和学院11-1花咲徳栄>◇1日◇準々決勝◇UDトラックス上尾スタジアム
浦和学院が花咲徳栄に7回コールド勝ちを収め、ベスト4に進出した。打線が切れ目のない攻撃を見せ、14安打11得点を奪い、埼玉でしのぎを削るライバルに快勝した。
投げては浦和学院先発の岡部修弥投手(3年)が5回91球を投げ0封。1点リードの2回に無死満塁とピンチを招くも「仲間が1点を取った後の回だったので、絶対ここは抑えなきゃいけない」と球に込めた。右飛と2者連続三振で最大のピンチを脱出。勝負の分岐点を制し、打線の大量援護につなげた。
森大監督(34)は「先制されないことがテーマでした。いい形で先制点が取れた、ノーアウト満塁のピンチを岡部がしのいだ。あの2回がキーでした」と振り返った。ライバルに快勝も「春ですよ。夏に勝てるチームを作っていく中での、春なので。まだまだ完成形じゃない」とピシャリ。勝ってかぶとの緒を締める。実りの春が夏の成果に結びつくと信じて。