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中越、春季新潟大会10年ぶり7度目優勝 左腕エース雨木天空が4安打で公式戦初完封


中越高校が春季高校野球新潟大会で12-0で北越高校に勝利し、10年ぶり7回目の優勝を果たしました。エースの雨木天空投手が公式戦初の完封を達成しましたが、「四球が多かった」と投球内容に納得せず反省しつつも、優勝の喜びを噛み締めました。新潟開催の北信越大会には中越、北越、関根学園、新潟明訓が出場予定。雨木投手は強行日程をこなす中で疲労を感じず、チームを引っ張る自覚を強めています。

閉会式で優勝旗を先頭に行進をする中越ナイン

<春季高校野球新潟大会:中越12-0北越>◇11日◇決勝◇長岡市悠久山球場

中越が、北越を12-0で圧倒し、春は10年ぶり7度目の優勝を決めた。先発のエース雨木天空(あめき・そら)投手(3年)は4安打、5四球で走者を許しながらも公式戦初完封。大量12得点の打線に援護されながらマウンドを明け渡さなかった。新潟開催の北信越大会(31日~6月3日、ハードオフエコスタジアム新潟)には中越、北越、関根学園、新潟明訓が新潟代表として出場する。

 ◇ ◇ ◇

派手な喜びの表現を、雨木は封印した。公式戦初完封の感激も優勝のうれしさもあったが、「四球が多くて納得できなかった」と投球の反省を優先した。北越最後の打者、代打の千明尊(3年)を得意なスライダーで空振り三振に仕留めたが、顔色ひとつ変えずに試合終了の整列に加わった。

試合後、「重圧はあったけれど、勝ち切れてよかった」と話した雨木に、ようやく笑顔が戻った。先頭打者に2度四球を与えるなど、無死一塁のピンチを背負ったのは5度。そのたびにエースの意地をマウンドで見せた。4回1死三塁の場面は「狙って」2者連続三振。「チームを引っ張る」という背番号1の自覚を見せた。

8日の準々決勝新潟戦で9回168球で完投をしている。そして、初完封の決勝は9回135球だ。そんな強行日程の消化にも、疲労は残っていない。「肩、ひじの張りはない。体も重くない」と、ひと冬を越えて体力はついた。

春は甲子園につながらないものの、31日開幕の地元開催の北信越大会は県優勝校として他県の強豪を迎え撃つ。「他県校に通用するという自信をつけたい」と雨木は夏の甲子園を視野に入れた。中越は今年、創立120周年を迎えるだけにエースは力を込めていた。

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