
<明治安田J1:C大阪1-0横浜>◇第16節◇11日◇ヨドコウ
セレッソ大阪が昨年3月以来となる、今季初の3連勝を飾った。
通算6勝4分け6敗で勝ち点22とし、前節12位から一気に7位へ浮上。黒星先行で苦しんでいたが、ようやく借金を返済した。
試合はブラジル人FWラファエル・ハットン(29)が前半24分、MF喜田、MFルーカス・フェルナンデスとつないだ縦パスに反応。左足で2試合連続、今季6点目のゴールを挙げて先制。これが決勝点となった。
ハットンは「難しい試合だったが、しっかり決められ、勝利にもつながった。これで順位も上がり、今後はより高い順位を目指せる。(前日にブラジルから家族が来日し)目の前で決めたいと思っていた。母の日でもあり、母親のためにも決めたかった」と喜んだ。
後半21分には、途中出場した横浜FW宮市に同点ヘッドを浴びたと思われたが、VARの介入を経て、横浜側にその直前にファウルがあったとして得点は取り消し。C大阪には幸運な流れで、そのまま1点差で逃げ切った。
C大阪にとって、ホーム横浜戦はめっぽう強く、11年6月の黒星を最後に、12試合連続で無敗(8勝4分け)を継続した。
アーサー・パパス監督(45)やDF畠中槙之輔(29)にとっては、かつて在籍した古巣横浜から貴重な勝利にもなった。