
日本テレビは3日に放送した「Going!Sports&News」で、解説の元ドジャースの斎藤隆氏(55)と元巨人監督の高橋由伸氏(50)がドジャース大谷翔平投手(30)の開幕1カ月を分析した。
大谷は6日(日本時間7日)のマーリンズ戦で今季10号を放つなど、一時開幕後の不調から徐々に復調。高橋氏は「タイミングが取れていないなって時にすぐ気づける選手。(日本時間4日ブレーブス戦の第1打席)この打席最初から軌道、タイミングが合い始めていた」と右中間への二塁打を放ったシーンを分岐点に挙げた。「軌道がイメージ通りに打てている。イメージ通りに振れていると思う。ボールが曲がってくるのを見ながら打てている」と話した。
4月時点で昨年は打率3割3分6厘、7本塁打、19打点。今年は打率2割8分7厘、7本塁打、10打点の成績。打率と打点は落としているが、斎藤氏は「基本的に大谷選手はスロースターターなイメージ。昨年とほぼ変わらない状況である。ケガもまったく問題なくプレーされているので、本当にシーズンオフ休んだのかなってくらい相当トレーニングを頑張ったんじゃないかなってくらい状態が良く見えます」。高橋氏も「僕もスロースターターなイメージがあるので、東京開幕2戦目からホームランが出たりとか、左肩も打つことに関してそんなに特に問題なさそうだなって」と話した。
2人は今季の本塁打数を予想。大谷は昨季、DH専念で自己最多の54本塁打をマーク。今季は投手も行う予定で、斎藤氏は「投手をどこから始めるかによってどうしても負担は出るので、51本と予想します。4~5本とかそれぐらいのレベルで下がるかなと思う」。高橋氏は「投げ始めたら、去年よりも落ちると思うんですよ」と共感。斎藤氏は「元投手としても落ちてもらわないと困る。逆に投げて上がったらもう投手はたまらないですよ」と笑顔で話した。