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【巨人】坂本勇人が苦境救う決勝適時二塁 松井秀喜氏の「チームが勝つために良いプレー」を体現


東京ドームで行われたプロ野球の巨人対阪神戦で、巨人の坂本勇人内野手が決勝打を放ち、チームに貴重な勝利をもたらしました。2-2で迎えた4回裏、2死一塁の場面で坂本は左翼線へ適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功。その後、巨人は試合を4-6で勝利しました。この日、巨人の先発山崎伊織投手は、開幕から無傷の5連勝と好調で、防御率0.45を維持しています。坂本は自身の低調な成績を振り返りながらも、「1軍で再び貢献したい」と意欲を見せました。この活躍により、チームの精神的支柱としての存在感が際立ちました。

巨人対阪神 4回裏巨人2死一塁、坂本は勝ち越しの左適時二塁打を放ち、笑顔を見せる(撮影・浅見桂子)

<巨人4-6阪神>◇7日◇東京ドーム

緊急昇格した背番号6の一打が、苦境のチームを救った。巨人坂本勇人内野手(36)が、2失策で追いつかれた後の4回2死一塁から、左翼線へ決勝の適時二塁打。百戦錬磨のベテランが重い空気を一掃し、首位阪神に並んだ。投げては山崎伊織投手(26)が開幕から無傷の5連勝でハーラートップタイ。開幕から37イニング目で失点し、38回1/3連続無失点のプロ野球記録更新はならなかったが、防御率0・45で12球団トップを守った。

   ◇   ◇   ◇

「サッカモト! サッカモト!」。はち切れんばかりのコールの中で、救世主はほほ笑んでいた。「久々に1軍の歓声を受けられて、うれしいです!」。お立ち台で喜びの声を響かせると、スタンドのボルテージがさらに上がった。

「7番サード、坂本勇人!」。スタメン発表の声援から願いが込められていた。前夜、チームを襲った岡本離脱の悪夢。緊急昇格の精神的支柱に期待は募った。

2-2の4回2死一塁。阪神の先発門別の7球目、外角低めの変化球を粘り腰で左翼線に運んだ。ヘルナンデスが一気に本塁まで駆け抜ける決勝打。「あまりきれいなヒットでもない。まだまだかなと思いますが、僕らしい二塁打だった」と拳を握った。今季初長打は日本球界歴代2位の“ミスター二塁打”面目躍如の通算460本目。1位立浪の487本を追う決勝打で一気に流れを引き寄せた。

開幕から11試合出場で打率1割2分9厘。阿部監督に申し出て、4月15日に出場選手登録を抹消。2軍戦は12試合出場で打率2割6分5厘。「純粋に野球をもっとうまくなりたい」と若手選手と18年ぶりの遠征にも出た。同時に「(1軍で)野球しないとダメだなって毎日思います。なんとか1軍の舞台でもう1度活躍できるように」と誓った。

「まだまだですけど少しずつチームに貢献できたら」。納得のいく手応えがあっての昇格ではない。ただ、巨人の主力は勝つために存在する。試合前、ロッカー室を訪れたOBの松井秀喜さんの「自分がどうやって試合に臨むか、どう準備するか。そしてユニホームを着た時はチームが勝つために良いプレーをする。これは当たり前のこと」との訓示を耳にした。その使命を誰よりも理解するのが坂本。そして、体現した。

阪神に開幕から東京ドームで5連敗。史上初の屈辱に重なった主砲の離脱。「おかえり」のタオルマフラーも揺れる客席は、希代の36歳に救いを見た。「どういう形でも貢献できたらいい。和真の代わりにはなれない。何とかチーム全員でカバーしながら帰ってくるまで頑張ります!」。

今年、東京ドームのビジョンに踊る言葉がある。「BORN TO WIN」。勝つために生まれてきた-。それが巨人の坂本だ。【阿部健吾】

巨人阿部監督(決勝打の坂本に)「実績は誰も文句言わない。試行錯誤しながらやってるんでしょうけど、この1軍でのヒットというのが、すごくいい薬になると思う。続けていってもらいたいなと思います」

巨人若林(プロ初の3番でスタメン出場し、1回に先制2号2ラン)「3番目の打者というぐらいでいきました。先制点を取れたので良かった」

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