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【阪神】中川勇斗がプロ初安打「何が何でも結果残してきます」恩師の高校監督に伝えた決意


阪神タイガースの中川勇斗捕手が、巨人戦でプロ初安打を達成し、大歓声を浴びました。5回表にスタメン出場し、思い切ったスイングから三塁内野安打を放ち、強い気持ちを示しました。中川選手は中飛と四球を経てこの打席に立ち、4年目で初の一軍安打として記録しました。彼は試合後、「結果を出さないと残れない」と決意を新たにしました。高校時代の恩師、小牧監督へも一軍昇格の報告をしており、プロのレベルでの活躍に強い意欲を示しています。左翼守備でも好プレーを見せ、首脳陣からも評価されています。

巨人対阪神 5回表阪神1死、中川はプロ初安打となる三塁内野安打を放ち笑顔を見せる(撮影・加藤哉)

<巨人1-7阪神>◇6日◇東京ドーム

ヘッドスライディングの直後、両手を広げてセーフを訴えた。そのまま一塁ベース上で激しいガッツポーズを何度も繰り返した。阪神中川勇斗捕手(21)が気迫むき出しのプロ初安打を飾り、三塁ベンチを最高潮に盛り上げた。

「ファームでやってきたことを、いつも通りやっていくだけだと。いい準備ができて試合に臨めました」

「7番左翼」でプロ初スタメン。四球、中飛で5回1死の第3打席を迎えた。初球から思い切りのいいスイング。痛烈な打球を三塁線に放ち、巨人浦田のグラブをはじいた。頭から一塁に飛び込み、高卒4年目で1軍初のHランプをともした。「結果を出さないと残れない。必死にいこうと思っていた」。表情を緩めることなくかみしめた。

恩師に決意を伝えていた。4月29日の1軍昇格が決まった直後、母校・京都国際の小牧監督に連絡を入れた。「1軍に行きます。何が何でも結果を残してきます」。高卒4年目の覚悟があった。「食らいつくしかない。1軍でやるためだけにやっていた」。“体験”だけで終わるつもりはサラサラなかった。

「強気」が売りだ。高校時代、小牧監督から学んだ。3年春の21年センバツ期間。知らず知らずのうちに内角を攻められなくなっていた。そんな時、1学年下の左腕森下(現DeNA)と2人、恩師から厳しく指摘された。「外に外に、と逃げたら捕まるよ」。悔しさを胸に猛省。同年夏の京都大会では7、8球も内角を続けるリードで相手打者を詰まらせた。「就職活動やと思え」。監督からそう言われた夏の甲子園でもひるまず、初戦から2戦連続本塁打。この日も初球からフルスイングする強心臓が際立った。

本職は捕手ながら、昨秋キャンプから練習を続ける左翼守備でも好プレーを披露。抜てきした藤川監督は「打席内での姿も良く映りました。このジャイアンツ戦で素晴らしい1歩目が。スタメンということが本人にとってすごく価値があったんじゃないですかね」と納得顔だ。高校時代は甲子園に育てられた若武者。1軍本拠地となった聖地でも、強気なスタイルは崩さない。【塚本光】

▽京都国際小牧監督(教え子阪神中川の初安打に)「高校球児みたいに泥くさくもぎ取った。勇斗らしい。教え子の活躍は励みになります。甲子園で光り輝いて欲しいです」

◆中川勇斗(なかがわ・はやと)2004年(平16)1月27日、愛知県生まれ。味岡小1年時に味岡キングスで野球を始め、味岡中では愛知尾州ボーイズでプレー。京都国際では1年秋からベンチ入り。3年春夏の甲子園に出場し、夏は2本塁打で4強入りに貢献。高校通算18本塁打。21年ドラフト7位で阪神入団。4月30日の中日戦(バンテリンドーム)で1軍初出場。今季は推定年俸540万円。172センチ、75キロ。右投げ右打ち。

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