
<巨人-阪神>◇6日◇東京ドーム
4年目の阪神中川勇斗捕手(21)がプロ初ヒットを記録した。5回1死から三塁線に鋭い打球を放った。三塁手に止められたが、一塁に頭から飛び込んでセーフをもぎ取った。ベースを思い切りたたいて喜んだ。
打撃が高く評価されている中川は今季、代打で1軍デビュー。この日は捕手登録ながら「7番左翼」でスタメンに名を連ねた。左翼守備でも前方への飛球をダイビングキャッチ。打ってもプロ初安打を記録した。
21年のドラフトでは1位森木大智投手(22)、4位前川右京外野手(21)と同期。一足早く1軍で活躍している前川に代わって、左翼で先発した試合で記念の一打を刻んだ。
◆中川勇斗(なかがわ・はやと)2004年(平16)1月27日、愛知県生まれ。味岡小1年時に味岡キングスで野球を始め、味岡中では愛知尾州ボーイズでプレー。京都国際では1年秋からベンチ入り。3年春夏の甲子園に出場し、夏は2本塁打で4強入りに貢献。高校通算18本塁打。21年ドラフト7位で阪神入団。4月30日の中日戦(バンテリンドーム)で1軍初出場。今季は推定年俸540万円。172センチ、75キロ。右投げ右打ち。