
<明治安田J1:浦和0-1G大阪>◇6日◇第15節◇埼玉
ガンバ大阪が敵地で浦和レッズを1-0で破り、今季初の3連勝を飾った。この日33歳の誕生日を迎えたFW宇佐美貴史は試合後、埼玉スタジアムでサポーターから「バースデーソング」で祝福された。
良き33歳の船出となった。2連勝で迎えた浦和戦。「ナショナルダービー」と称されたライバルとの一戦にトップ下で先発した。中盤でブロックを作り、相手にボールを持たせ、効果的に素早い攻撃で対抗し、5連勝中の
試合後に思いを問われると、「別にもう誕生日は関係ないっす」と自チームの勝利を純粋に喜んだ。さらに「ゴールデンウイーク付近に生まれて良かったなというぐらいです。1月に生まれてたら今のレギュレーションやったら、ありえないわけなので。いい時に生まれて、いい勝利ができて、良かったなという感じです」と振り返った。
決勝点は自身が左サイドで起点になり、生まれた。「クロスのクオリティーと入りも良かったですし、得点シーンに関しては狙い通りかなんじゃないかなと思います」とうなずいた。
自身が先発復帰してからチームは3連勝。コンディションは上昇途上だというが「いい流れは吹き込めたかな」。連勝がチームにいい空気感、メンタリティーを呼び込んでいることは間違いない一方、油断は一切ない。「慎重にやっていかないといけないとは思うので、しっかり締めるべきところは締めて、勘違いしないようにとは思ってます」と気を引き締めた。【佐藤成】