
<阪神7-1ヤクルト>◇3日◇甲子園
ヤクルト奥川恭伸投手(24)が“5度目の正直”も今季初勝利はならなかった。
プロ初となる中6日で登板し、5回1/3を10安打6失点(自責3)で3敗目。初回に四球、盗塁、失策で2死三塁とされ、佐藤輝に高め149キロ直球を先制の右前適時打とされた。4試合連続となる初回の失点を喫すると、3回と6回も連打で失点を重ねた。今季5度目の登板も、結果を導けなかった奥川は無言を貫き、無念の表情で甲子園を後にした。球団を通じ「何もありません」とコメントした。
試合後は2軍降格が決まった。開幕戦は6回無失点も、それ以降は4試合連続で6回まで投げきれず、5失点以上と苦しむ。立ち上がりの課題だけでなく、直球もシュート回転気味でポテンシャルを発揮できずにいる。高津監督は「改善してほしいところはいっぱいある。細かなところが全くできていないところもある。そういう隙をつかれて失点を重ねている」とファームで時間をかけた修正を求めた。