
<明治安田J1:G大阪4-0湘南>◇3日◇第14節◇パナスタ
ガンバ大阪が怒濤(どとう)のゴールラッシュで湘南ベルマーレに大勝した。
試合は早々に動いた。前半2分、ハイボールをDF岸本武流(27)、FWデニス・ヒュメット(28)、MFファン・アラーノ(28)とつなぎ、持ち出したヒュメットが運ぶ。最後は思い切り良く左足を振り抜き、ゴール左上を打ち抜いた。
ヒュメットの2戦連続弾で幸先よく先制したG大阪は、同13分にJアラーノのパスに抜け出したFW宇佐美貴史(32)のシュートをGKがはじいたところを、岸本がスライディングで押し込んで追加点。同29分には左からのJアラーノのクロスを岸本が右足で合わせてゴール左に流し込んだ。
その後も止まらないG大阪は、同35分にCKの流れからDF半田陸(23)が折り返したボールをDF中谷進之介(29)が頭で決めて4点目。前半だけで勝負を決めた。
湘南は前半に交代枠を使った後にMF小野瀬康介(32)が負傷するなど難しい戦いを強いられ、後半は相手ゴールに迫る回数を増やしながらも得点には届かず敗戦。G大阪は危ない場面がありながらも中谷の顔面ブロックやGK一森純(33)の好セーブ、DF福岡将太(29)の好判断でのインターセプトなどでゴールを死守。攻守に最後まで勢いを保って勝ち点3を積み上げた。【永田淳】