
アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の決勝(3日=日本時間4日)で川崎フロンターレと対戦するアルアハリ(サウジアラビア)のアルジェリア代表MFリヤド・マフレズ(34)が2日、公式会見に出席した。
◇ ◇ ◇
マンチェスター・シティー(イングランド)時代、決勝はベンチだったものの欧州チャンピオンズリーグ(CL)を制した経験もある男は「チャンピオンズリーグのような決勝を戦うためにここまで来たかった。明日全力を尽くす準備ができている」と自信をのぞかせた。
順調な勝ち上がりを見せてきた。準々決勝でブリラム(タイ)を3-0で一蹴し、準決勝では同じサウジの強豪アルヒラルを3-1で破った。マフレズの他にも、プレミアリーグのリバプールで活躍した元ブラジル代表FWフィルミーノ(33)やプレミアのブレントフォードで2022-23年に20ゴールのイングランド代表FWイバン・トニー(29)ら、迫力満点のアタッカー陣がそろう。最後尾にも、セネガル代表GKメンディ(33)が待ち構えている。
試合間隔も1日長く、ホームスタジアムで後押しを受けられる。さまざまな観点から下馬評はアルアハリ有利とされるが、マフレズに慢心はない。川崎Fが自分たちと同じようなスター軍団、アルナスル(サウジアラビア)を準決勝で倒して決勝に乗り込んできたからだ。
注目の選手を問われると「1人の選手にフォーカスすることはできません」とかわしたが「試合を見ましたが、決勝進出に値するチームです」と警戒した。
レスターでは2015-16年にプレミアで「奇跡」の優勝。17得点10アシストで貢献し、PFA年間最優秀賞に輝いた。
クラブ、代表で数多くのタイトルを手にしてきたマフレズは「どんなトロフィーでも、どんなカップ戦でも、いつもワクワクしますし、本当に楽しみにしています。このクラブでトロフィーを勝ち取りたいと思っています。さっき言ったように、明日は全力を尽くします」と力を込めた。