
<イースタン・リーグ:日本ハム3-2楽天>◇29日◇鎌ケ谷
日本ハム稲葉篤紀2軍監督(52)が、左足の故障で調整中の矢沢宏太投手(24)の回復ぶりを明かした。
矢沢は16日ロッテ戦(ZOZOマリン)の7回の守備で、左飛を捕球した際に左翼フェンスに激突。自力でベンチに引き揚げていたが、左大腿(だいたい)骨内顆(か)骨挫傷および左大腿(だいたい)四頭筋筋挫傷と診断され、ゲーム復帰までは2週間を見込んでいると発表されていた。
この日は試合前練習に参加。打撃練習でバットを振ると、中堅の守備ではフェンス際の飛球にランニングキャッチを見せた。短い距離で強めのキャッチボールも行い、状態を確かめた。稲葉2軍監督は「思った以上に早い回復だったかな。ダッシュとか見てもね、まあまあ動けているなっていう感じがする」と話した。
順調な回復ぶりも、実戦復帰は急がない構え。同2軍監督は「本人の痛みの感覚次第。そこに合わせてやっていく。やっぱり(矢沢は)足が大事なので、しっかり治すことが大事なので。そんなに慌てることはない」とした。
22年ドラフト1位の矢沢は、昨季まで二刀流調整。今季は外野手としての調整に専念し、3月28日の開幕西武戦に「1番・左翼」でスタメン出場した。12試合(先発7試合)で34打数8安打、打率2割3分5厘。負傷前の15日ロッテ戦までは、代打も含め、出場4試合連続安打を記録していた。