
レアル・ソシエダードのジョキン・アペリバイ会長(58)が28日、地元メディア「ラジオ・マルカ・ギプスコア」のインタビューに応じ、さまざまな件について答えた。
アペリバイ会長はまず、来季よりアルグアシル監督の後任を務めるセルヒオ・フランシスコについて、「セルヒオはサンセ(Bチーム)で3シーズン、Cチームで5シーズン、フベニールB(高校年代)で1シーズンと、長い間クラブにいる。今後数年間でクラブの礎となる若い選手たちのことをよく知っており、彼らを指導する準備ができている。長い時間考えて彼のことを選出した。ロベルト・オラベ(フットボールディレクター)、エリック・ブレトス(来季オラベの後任)と3人で何度も話し、理事会でも話し合った」と熟考の末の決定であることを強調した。
続けて、「セルヒオはワールドクラスのサッカー選手であり監督でもあるシャビ・アロンソのような人物に代わり、サンセの監督になった」と説明し、「彼はラ・レアルを率いるのに非常に有能な人物だ。チームのことをよく知っているし、結果が伴うことを願っている。サンセを追っていなかった人たちは、ラ・レアルがとてもいいサッカーをやり、非常に高いレベルに達せられることに驚くと思う」と大きな期待を寄せた。
今夏退団の報道が頻繁に出ているスビメンディについては、「彼にはラ・レアル(Rソシエダードの愛称)が欧州カップ戦の出場権を獲得できるように、最後の力を振り絞ってくれることを望んでいる。何が起こるかは6月か7月に分かるだろう。マルティンがラ・レアルに残留するかどうかを今考える意味はない。彼にはこれまでチームを離れる機会が何度もあったが、残留を選んできた。彼には再び移籍の機会が訪れるだろうし、彼自身が決断を下すことになるだろう。我々は何が起こるか見ていくつもりだし、それは彼の意志による問題だ」と退団の可能性を否定しなかった。
また、アペリバイ会長は期限付き移籍中のサディクの将来について、「バレンシアには買い取りオプションがあるので期限まで待つ必要がある」と話し、来月4日に行われるスペインリーグ第34節ビルバオ戦に向けては「我々はバスクダービーに勝てると思っているし、残り5節を勝ち抜けると確信している」と意気込みを語った。
(高橋智行通信員)