
各チームの現在地を紹介します! 球団別に担当記者が選んだ先週のMVP、今週の見どころ、入れ替え&2軍情報、広報情報をお届けします。
【西武】
<先週のMVP>西武は源田が故障で離脱する中、球界最小兵の身長164センチ滝沢が光った。失策もあったものの、投手を救うショート守備もいくつか。打席でも粘り強く、投手を休ませるために、時には「仮に三振でもいいんです」とファウルで粘るなど献身的な姿勢を体現した。とことん練習しているセーフティーバントに頼らず、攻守に力強く道を開こうとする姿には心打たれるものがあった。【金子真仁】
<今週の見どころ>西武の課題の1つがリリーフ陣だ。特に先発投手が早めに降りた場合、誰が6回や7回を投げるか。近江(滋賀)のエースとしてかつて甲子園をわかせた山田が、ここに来てブルペンでの“序列”を上げたとみられ、27日のオリックス戦も同点の8回を任された。上位を狙うにはこの時期の若手の底上げが必須。今週もどんな場面で起用されるかが注目の1つだ。
<入れ替え&2軍>大阪桐蔭OBの育成スラッガー仲三河が、2軍で猛烈アピールを続ける。4月15日の日本ハム戦で1試合3本塁打し注目された後も、あと20センチでバックスクリーン弾、レフトへのエンタイトル二塁打…などパワーがさく裂。守備や走塁には個性が少なく、支配下再昇格には中村剛、栗山、セデーニョらと間違いなく比較される。そこを超えていけるか注目のロマン砲だ。
<広報情報>5月5日、こどもの日のソフトバンク戦(ベルーナドーム)に来場した小学生以下に、昨季新人王の左腕武内が監修した紫色の「キッズグローブ」がプレゼントされる。左肘を痛めていた武内も1軍復帰が近づく段階。その他企画めじろ押しでわくわくするGWのベルーナドームになる。