「大きな１歩だった」とロバーツ監督は評価 大谷翔平が２戦連続のマルチ安打

ドジャース対パイレーツ　パイレーツに勝利し、ナインを迎えるドジャース大谷は、T・ヘルナンデス（左）に背後から抱きつかれて驚く（撮影・菅敏）

＜ドジャース9－2パイレーツ＞◇27日（日本時間28日）ドジャースタジアム

ドジャース大谷翔平投手（30）が、4打数2安打1得点で2試合連続のマルチ安打をマークした。

2回1死一塁から右翼線へ二塁打を放ち、チャンスメーク。続くベッツの犠打で追加点につなげた。得点にはつながらなかったが、7回の第5打席で右前打を放ち、この日は四球を含めて3度出塁した。

試合前、ロバーツ監督は前日に長打3本を放った大谷について「チェンジアップを捉えた三塁打もあったし、ボールによく食らいついていたと思う。スイングとのバランスを考えれば、まだよくなるだろうが、前日は正しい方向に向かう大きな1歩だった」と評価した。

「父親リスト」から復帰した20日のレンジャーズ戦以降、4試合で16打数2安打と快音が聞かれなかったが、ここ2試合は10打数5安打。同監督は「前もそこまで（打撃の調子は）良くはなかったと思うが、夫として、父親として、数日の休みをとって、タイミングが崩れるのは分かる。時間はかかるが、（前日の3安打が）きっかけになって欲しい」と願った通り、この日も2安打で復調の兆しをさらに印象づけた。