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【阪神】守護神岩崎が決勝打浴び初黒星「粘れたら良かった…」天国の吉田さんに白星届けられず


阪神タイガースは巨人との試合で競り負け、連勝が6で止まった。91歳で逝去した元阪神監督、吉田義男氏の追悼試合として行われたが、1-1で迎えた9回表に勝ち越しを許し、1-2で敗れた。阪神は試合前に黙とうをささげ、全選手が吉田氏の永久欠番「23」を着用した。守護神の岩崎は、決勝打を許し初の黒星を喫したが、藤川球児監督は岩崎を責めず、次の試合に向けた姿勢を見せた。現在1位を維持している阪神は、29日からの中日戦で再び連勝を目指す。

阪神対巨人 9回表巨人1死三塁、岩崎は代打岸田に左前適時打を打たれ勝ち越しを許す(撮影・加藤哉)

<阪神1-2巨人>◇27日◇甲子園

天国のよっさんに白星を届けられず…。阪神が巨人に競り負け、今季最長だった連勝が6で止まった。今季の開幕からの巨人戦連勝も5戦5勝でストップした。この日は2月3日に91歳で亡くなった元阪神監督の吉田義男さんの追悼試合として行われ、藤川球児監督(44)らナイン全員が永久欠番23を着用した。7連勝とはならなかったが、首位はキープ。吉田さんにリーグ王座奪還の報告を届けるため、29日中日戦(バンテリンドーム)からの9連戦で再び白星街道を走る。

   ◇   ◇   ◇

タテジマの「23」が聖地のグラウンドに並んだ。2月3日にこの世を去った吉田さんが背負い続けた永久欠番。阪神ナイン全員が力を借りて戦ったが、弔い星にはあと1歩届かなかった。

1-1で迎えた9回。守護神岩崎が先頭のキャベッジに左翼線二塁打を許し、1死三塁から代打岸田に決勝の左前適時打を浴びた。「投げ切れていたら…。(走者を)出した後、粘れたら良かった」。ここまで9セーブを挙げる左腕が、悔しい初黒星を喫した。

吉田さんの追悼試合として行われたこの日、試合前に黙とうをささげ、喪章をつけて戦いに臨んだ。試合は膠着(こうちゃく)状態のまま最終回を迎える熱戦。藤川監督は試合後、神妙な表情で言葉を紡いだ。

「みんな勝とうとする姿はね。タイガースもそうですし、ジャイアンツもそうですし、真剣勝負をやっていますから」

巨人は吉田さんがずっと勝利への執念を燃やした永遠のライバル。監督就任の際に激励の言葉を託した若き指揮官の戦いぶりを、きっと空の上から見守ってくれているはずだ。

今季最長だった連勝は6でストップ。巨人戦の連勝も開幕から5戦5勝で止まったが、2位広島との1・5ゲーム差はキープした。戦いはまだ始まったばかりだ。

藤川監督は試合後、岩崎を責めなかった。「全然問題ないですね。投球自体も全く問題ない。ただ1点入ったというところ」と揺るぎない信頼を強調した。初回の1点止まりとなった打線にも泰然自若。「どの試合もそうなりますからね。そのタイミングで1本出るか出ないか。両チームともですね。その勝負をしている」。視線はもう次戦に向いている。

29日中日戦からは9連戦が始まる。再び連勝街道へ。吉田さんの闘志を受け継ぎ、シーズンの最後にV奪回の報告を届けてみせる。【磯綾乃】

▽阪神岩貞(7回に2番手で登板。ピンチ招くも無失点)「抑えられたのでよかった。マウンドに上がったら、3つのアウトを取ることに集中するだけ」

▽阪神桐敷(8回、吉川の折れたバットが足に直撃。1度ベンチに下がるもプレー続行)「大丈夫です。先頭を出してしまったが、それなりに粘ってゼロでいったのは良かったです」

▽阪神渡辺(前日は同点打も、9回の同点機に代打で遊ゴロ)「せっかくいい形で回ってきたのに、打てなくて申し訳ない。素直に力負けした感じです」

▽阪神植田(1点を追う9回に代走で出場し、1死三塁から遊ゴロで本塁に突っ込みアウト)「(ゴロなら)行くって感じでスタートした。いいボールが来たし、難しかったですね」

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