
<ドジャース8-4パイレーツ>◇26日(日本時間27日)◇ドジャースタジアム
ドジャース佐々木朗希投手(23)が、5安打3四死球3失点と試合をつくったが、メジャー初勝利は持ち越しとなった。
クルーズに先頭打者アーチを許したが、その後は安定した投球を披露。勝利投手の権利を目前にした2-1の5回に、1死二、三塁からクルーズに逆転の適時打を許した。メジャー最多の93球を投じ、4奪三振で最速は97・7マイル(約157キロ)だった。
【佐々木の一問一答】
-先頭打者ホームランの後は落ち着いた内容だった
「今回試合前から、全体的にまっすぐの強さだったりを(課題として)やってきた中で。今日、ブルペンでまっすぐがすごく良かったので、今日はもう真っすぐで押していこうって中で、先頭打者ホームランを打たれたんですけど。いつもよりいい感じでストレートを投げられたので、よかったなと思います」
-大谷が「ストレートが安定している」と
「すごくいい軌道で投げられてますし、コントロールも、ボールになっても自分のある程度、思ったところにいってる感じもあるので。あとは球速だったり球威だったり、そういうところが上がってきたら、もっと楽になるんじゃないかなと思います」
-先頭打者ホームランは驚いたか
「バッターの身長が高かったですし、手も長いのもわかっていたので。他のバッターと同じではないと思ってましたし、真っすぐが状態良かった分、初球どれだけタイミングというか、球威が今日どれだけあるかなって確認する中で打たれてしまったので。そこは本当にもったいなかった」
-前回登板に比べて球速が上がったが、フォーム的に微調整したのか
「今回はフォームよりもコンディションをしっかり整えてというか、コンディション的なところで、いい準備ができたからかなと思ってます」
-コンディショニングはメンタルか、体か
「体です」
-ここまでの6登板で収穫は
「最初の方は、本来ぶつかる必要のないところで、なんて言うんですかね、ぶつかってしまったところがあるので。そこに関しては、すごく自分としてはもどかしい足踏みというか、状態で。直近3試合ぐらいはある程度、試合はつくれてますし。ただ、もちろん物足りなさもあるので。その中で最低限のことはできてるかなと思うので、そこに関しては少しずつ良くなってると思うので、いいのかなと思います」
-昨日は昨季新人王のスキーンズが登板。年齢も近いがどう見たか
「いろんな要素をとってみても素晴らしいですし、昨日のピッチングも本当に素晴らしかったので。まずは自分のことに集中して、ああいった選手としっかり比べてもらえるぐらいに、自分もパフォーマンスを上げていきたいなと思ってます」
-今日の登場曲は自身のチョイスか
「最後は僕が決めたんですけど、いろんな人からの猛プッシュがあって。盛り上がるって言われたので、選手とかスタッフとかから」
-パフォーマンス以外でも助けがあるが、感謝を日々感じているか
「選手からもいろいろ話を聞いてくれたりしてますし。あとはスタッフにも、たくさん支えてもらってるので。早く結果を残して、少しずつ結果で返せたらいけたらなと思ってます」
-日本で投げてた時と比べて、開幕から1カ月経っての体の状態や疲労は
「(疲労は)そこまでないのと。やっぱり最初の方は球数が少なかったので、そこら辺はなかったんですけど。野球以外の要素でバタバタしたりだとか、そういったところでちょっと、落ち着かない部分はあったんですけど。どうにか集中して今試合に向かえてるので、そこらへんは、今はいい感じなのかなと思います」
-5回は追い込んでから先頭打者から出塁を許した
「決めにいくところで、確かに決めきれなかったのは今日あるんですけど。そこそこいいところには投げられてたので、そこは本当に難しくて。フォアボールが多いときは、そこがボールになってカウントが悪くなってっていうところで。どっちかと言ったら、投げきれなかったところもありますし、あとは配球的なところでタイミングを間違えたところもあるのかなと思うので。そこはもう1回振り返って、次に生かせたらなと思ってます」